中出阪蔵 1963年
NO.G (当時の最上位モデル)
スプルース単板/ハカランダ単板(1枚板)
中出阪蔵氏は、日本のクラシックギター製作において最も功績を残した人物の一人です。
出品のギターは、中出阪蔵工房の当時の最上位モデルで、価格は1960年代半ばで6万円だったようです。 (1970年頃まで1000G等、アルファベットのクラス分けでしたが、1970年代以降は数字でのランク表示となっています)
材料は、トップは上質なスプルース単板、サイドバックはハカランダ単板、指板はエボニー、ペグは当時国内製作家が上位モデルにのみ装着していたヘフナー製と最上位モデルに相応しいスペックです。
外観は、ネック裏とバックに塗装劣化(白濁や亀裂等)、トップはブリッジ下側に亀裂がありますが(指板横は目立たない亀裂)、全体的にキズは少なく、経年の割にきれいな印象です。
サイドバックのハカランダは、充分乾燥したものが使用されたようで亀裂は観られません。
古いギターですが、演奏性、音質共に古さを感じさせず、ハカランダの特有の反響音が響きます。
弦長: 650mm
ナット幅: 51 mm
弦高 : 12フレット 6弦3.9 mm 1弦3.3 mm
ネック: やや順反り
現在、新品のハカランダ品は80号等になるためなかなか手の届かない楽器です。
多少見た目に多少問題があってもハカランダ単板を使用した良質な新品ギターをお探しの方は、
日本を代表するクラシックギター製作家
中出阪蔵の最上位モデルNO.G(1963年作)
をどうぞよろしくお願い致します。
ギターを写真の当時の古いケースに入れ大切に梱包してお届けします。
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