公式DJ選手権用の高性能オーディオミキサー。
DJミキサーSHシリーズの最高傑作、SH-EX1200。
定番のタンテといえば、テクニクスのSL-1200シリーズかと思います。そのテクニクスが出していた、DJミキサーです。この「SH」シリーズの名前は、96年Japan DMC Battleのウエストコーストチャンピオンになり、その後は海外でも活躍されていたレジェンドDJ、DJ Shark氏が由来になっています。
クラブやカフェのDJセットをちらっと覗くと、SHシリーズのミキサーが置いてあることが多くあると思います。レコードでDJをされていた方は、SH-EX1200で始められた方も多いのではないでしょうか?
定番たる所以。圧倒的コストパフォーマンス。
そのルックスからも分かるとおり、余計なものはなく、シンプルなミキサーで初心者の方にも使いやすいかと思います。テクニクス製だけあって、テクニクスのタンテ、SL-1200とのデザインの統一感もばっちり。
▼テクニクスによる、ターンテーブルだけのフルオーケストラ演奏。
機能的な部分をみていくと、EQ(イコライザー)は、ハイ(高音)とロー(低音)の2種類でミドル(中音)がありません。※ハイがちょっとフィルターっぽくなる、という意見もあり、好むDJもいます。
また、特長的な部分として、スクラッチなどのテクニカルな用途に応えられるよう、長寿命の光クロスフェーダーが採用されています。クロスフェーダーのリバーススイッチも付いています。スクラッチに少し重きを置いていたこともあり、クロスフェーダーにはカーブ特性がありません。※カーブ特性とは、クロスフェーダーを動かした際の音量の混ざり具合の調整ですね。なので、ジャンルによっては少しずつ混ぜる場合は、縦フェーダーを使うといいかもしれませんね。
このようにクラッチ用に作られていることもあり、SH-EX1200は、DMCオフィシャルミキサーです。
SH-EX1200は、長持ちすることからかなりコストパフォーマンスが高い機器として定評がありました。そこに関しても同会社のタンテ、SL-1200と同じですね。
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