中出治
C15 1979年
クラシックギター(兼フラメンコ)
中出治氏は中出六太郎のご子息です。
六太郎はクラシックギター製作家であり、マンドリンギター製作家でもありました。
長男の昌広氏がマンドリン製作の道に進んだのに対し、治氏はクラシックギター製作の道に進みました。
阪蔵のご子息の輝明、敏彦の二人が、クラシックギターの名工房エルナンデス・イ・アグアドで修行したことから、自身はフラメンコ分野の名品コンデ・エルマノスやアルカンヘル・フェルナンデス等に目を向け、研究して得たものを自身のスタイルとしているようです。
製作本数もそれほど多くないため、一般的には中出系の一人という認識かも知れませんが、ギターの評価は高い製作家です。
出品のギターは、中出治ギターということで、フラメンコ・クラシック両用タイプの性質があると思われますが、響きがより重厚なため、クラシックギターとして製作したものだと思われます。
状態は、外観は目立ったキズの見当たらない美品と言え、ネック等のコンディションも良好だと感じます。
日本人製作家の長所として、海外の名品を高いレベルで再現でき、さらに良くしようと研究する点にあります。
フラメンコの名品コンデ・エルマノスA28等のモデルも幾度も製作した後、おそらく独自の解釈を加えたモデル
中出治 C15 1979年
をどうぞよろしくお願いします。
全長:100センチ
弦長:65.5センチ
弦高:12フレット6弦 4.2ミリ 1弦 3.2ミリ
(サドル余り約2ミリ)
ナット幅:51.5 ミリ
ボディ厚:10.0 センチ
ギターを写真の新品のTAKABEケースにプチプチを巻いて梱包して発送の予定です。
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