瑞穂 桂氏は、河野氏の工房出身であるらしいのですが、詳しい経歴はわかりませんでした。瑞穂氏の作品はローズウッド仕様のギターを、これまで2度ほどしか見かけたことがなく、ほとんど世に出てこない寡作のギター作家であることは間違いないようです。
材料のトップは、柾目の詰まったシダー単板、バックは柾目のハカランダ、サイドは、豪快な模様が美しいハカランダ、ネックは硬いマホガニー、指板は漆黒のエボニー、ブリッジは柾目のローズウッドのようです。また、サイドには割れ止めが入っており、ヒールの接合はドイツ式です。また、ペグはゴトー製高級品に交換しています。シダーとハカランダの相乗効果により、良く通り、良く響く音色です。
サイドに割れ止めがあるため、オール単板のように見えますが、サイドとバックは、内外の杢目模様が合っていないように見えますので、ラミネート合板と考えます。
製作から55年が経過しており、トップやバックのセラック塗装にヒビや剥がれている箇所があり、前のオーナーが自ら塗装修繕しています。また、塗装修繕を除けば、良いコンディションを保っています。また。試奏用の弦を張っていますので、すぐに試奏していただけます。
塗装修繕をあまり気にされないギター愛好家の皆さまには、殆ど見かけることがない幻のギター、瑞穂 桂 ハカランダ 手工品をどうぞよろしくお願いします。
全長:100センチ
弦長:64.8センチ
弦高:約2.8ミリ 12フレット1弦
約3.4ミリ 6弦
ナット幅:約5.2センチ
ボディ幅:約10.0センチ
セラック塗装
新品ハードケース付
ハードケースにプチプチを巻いて梱包します。
安全にお届けします。
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