短期間生産されていたグレコのTRH-120です。
恐らく87年か88年製かと思われます。
スペック的にValley Artsを意識したモデルです。
ボディの加工、ネック裏の塗装を剥がしている等改造点がございます。
剥がされている部分は蜜蝋ワックスを塗っています。
購入後一度全てバラしてメンテしています。
フレット、ロッドは問題ございません。
一度リフレットされている様で、ナットも交換されています。オリジナルスペックは184Rですが、リフレットの際にフラット気味に修正されていると思います。
綺麗に処理されているのでプロの作業で間違いないと思います。
その為非常に弾きやすくなっており、1弦12F 1mm〜6弦12F 1.3mmでセットアップしています。
ストリングガイドを2個追加しており、オリジナルスペックのテンションバーの下穴はそのまま残っています。
配線は全てやり直しています。その際に導電処理も行っています。
ピックアップはリアがDimarzio製DP159、フロントがJoe Barden Pickupです。
リアトーンはフロント、リア共通のタップになっています。
ラッカー塗装なのですが、バックが白濁している箇所があります。トップ面には白濁は無さそうです。
トップラッカーではなく、オールラッカーだと思われます。ストラップピンが追加されています。
当時の定価は12万で中級者〜上級者向けのスペックかと思いますが、無垢のキルトトップに、バーズアイメイプルネック、エボニー指板、ラッカー塗装とかなり豪華な仕様になっています。
ネックポケットにはシムは入れておらず、仕込みの精度は良い個体です♪バックのアルダーは3Pですが、このスペック、価格帯なら致し方ないでしょう。
計測はしていませんがかなり軽い個体で、3kg程度ではないかなと思います。
ケース無し
付属品無し
この様な状態ですので、DIYがお好きな方が手を入れながら使っていくのが1番良いかと思います♪
ネックの状態が良いので弾くことには一切問題ございませんが、神経質な方はご遠慮下さい。
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