国産ブランド Providence の本格ハイゲインディストーション「HBL-3」です。
2010〜2011年頃に登場し、多くのプロギタリストがボードに組み込んできた名機。
現在は生産終了しており、状態の良い個体はかなり貴重になってきています。
■ シリアル:L750273(初期ロット)
この個体はシリアルナンバーが「L750273」。
HBL-3に共通の“750”番台の中でも、頭文字「L」は初期の製造年コードと見られており、さらに番号も273番台ということでかなり初期に近いロットだと思われます。
他の個体では「P750〜」「YL750〜」「YM750〜」といった後期ロットが多いので、“出たてのHBL-3”に近い音や設計を楽しめる個体だと感じています。
■ サウンドについて
一言でいえば「歪みが気持ちいい!」です。
ツマミを上げていくと、まるで真空管アンプをガツンと開けたような立ち上がり。
弾いた瞬間にギターが“前に出てくる”感じがして、粒立ちの細かいハイゲインサウンドが広がります。
ピッキングを強くすればギラッと吠え、弱く弾けばスッと抜ける。
この“手応え”がたまりません。
BASS BOOSTを入れると、ドラムのキックと一緒に地面が少し震えるような低音が出て、バンド全体が分厚くなります。
■ 状態・使い方
自分のボードに組み込んで、スイッチャーで切り替えて使っていました。
なので、HBL-3を直接足で踏んだことはありません。
裏面にはマジックテープを貼っていた跡があり、糊面が少し残っています。
見た目より実戦派、という感じで(笑)、その点ご理解ください。
動作はもちろん良好。音もバッチリ出ます。
■ こんな方におすすめ
・ハードロック、メタル系の抜けの良いハイゲインを探している方
・RATやDS-1よりもう一歩上の立体的な歪みを求める方
・手頃な価格の歪み系をお探しの方
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